衣裳着雛人形

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幾重にも重なる布地と
丹精な面立ちによる
引き込まれるような美しさ

草園作の雛人形の特徴は、ボディもすべて木胴(胴塑)による手作りです。着物の布地は和紙との袋張り仕上げで布に張りを持たせ、そのたおやかな起伏の表情を大切にしています。
他にも下衿重ねはすべて正絹羽二重を使用。男雛の袖口などは銅線入りで、くせを修復しやすいこだわりも。女雛の上着・五つ衣・単衣は六枚はぎで女性のお着物と同じように仕上げています。
360度、細部まで手をかけた品質で、お子さまと一緒のお支度の楽しさもより深まります。本物に触れさせたいという思いに応えられる本格仕様です。

1
個性豊かな面立ち
お顔はお子さまの将来像を
重ねて選んでみても◎

  • あおい
  • あやめ
  • さつき
  • ゆり
  • らん

写真をクリックでお顔とお衣装の組み合わせの一例をご覧いただけます。

2
着物の仕立てのこだわり
3種類からお選びいただけます
こもも雛 (袋縫い)

最も基本的な作りのこもも雛は、上着の前方から両脇にかけ、両側から後ろに流れる着物部分に銅線を入れ、生地の表情がより豊かに見えるよう起伏を付けています。
また、刺繍肩帯がアクセントになっていて、袋縫いの重ね幅は均等に仕上げられています。

 
 
こまち雛 (袋縫い ずらし)

こもも雛を発展させ、五つ衣をずらして重ねることで、重ねた色彩を強調させより立体的に見せます。男雛は石入石帯を使用しています。

 
 
小京都雛 (額縁縫い ずらし)

小京都雛はより本格的に仕上げた雛です。一番の特徴は女雛の着物を額縁縫いで仕上げていること。 裏地も表地と同色を使い、上下を少しずつずらしてより本格的に仕立てています。 男雛の居敷当ては二重で仕上げ、石入石帯・魚袋付き、木手を使用しており、足には足袋(襪しとうず)、袴緒付きです。

 
 
一部式本仕立て

一般的に雛人形は、「二部式」と言って上半身と下半身に分けて着物を着せ付けて作ります。
一方、「一部式」という技法は、本物の十二単と同じようにまず衣裳を一枚の着物に仕立て上げてから、それをそのままお人形に着せ付けて作るのが特徴です。
縫製から着付け、形を整えるに至るまで、より細やかで高い技術が必要となります。

雛人形製作のご依頼・ご相談はこちら
1
この布で雛人形を作りたい!
そんな思いを叶えます

お好みの布で作りたいという思いを草園の技術でお応えします。
安心してお任せいただけるように、綿密に打ち合わせをし、ご希望に添えるよう心を込めて当社の職人がお作りいたします。
製作には約1ヶ月ほどお時間をいただいております。

2
秋田の伝統工芸品
「銀線細工」の小物

草園では、秋田ならではの技「銀線細工」の装飾品を身につけたお雛様を取り扱っております。

銀線細工はすべて熟練の職人による手作業でつくられます。習得に時間がかかり、技術的な価値が高いことから、秋田市指定無形文化財にも認定されている工芸品です。わずか0.2㎜程度の細い銀線を寄り合わせ、美しい造形を生み出します。
銀線の柔らかさと輝きは、可憐な花や蝶などを表現するのにふさわしい繊細さがあります。型に流し込む鋳物や銀メッキ品にはない、多面的な輝きや風合いが最大の魅力です。